人手不足解消!マニュアル制作における工数削減大作戦
その2 5時間の作業が5分に!? フォント置き換えプログラム
投稿日:2018年06月14日
カテゴリー:工数削減大作戦
投稿者:
ハマチャン
連休が終わり前回の振番作業が終わるとすぐに、海外向けのデジタル複合機のマニュアル制作の仕事が始まった。制作チームは英語からベトナム語への翻訳作業とIllustratorへのテキスト自動流し込みをしているので、私はマッサンに進捗状況を確認しにいった。
意外にもマッサンは作業を終わらせていたようだ。しかし夜から合コンが控えているならば説明もつく。事情はどうあれ、やるじゃないかと感心ながら、私はマッサンの開いていたInDesignの画面を確認すると、ぞわっと背筋が凍りついた。
なんとマッサンは、ベトナム語の文字化けに気付かなかったのだ。このままでは、合コンどころか納期にすら間に合わない。なぜなら、今からフォントの変換作業をしなければならないからだ。変換作業とは、マニュアルの文章の他にイラストや図に添付されたテキストボックスをひとつずつ選択して、最適化されたフォントに変換するというものだ。ファイル数は全部で500。この作業を今から始めるとなれば、全体の進み具合が大幅に遅れてしまう。
予期せぬ事態に、私はその場に立ち尽くすしかなかった。そんな時、不思議な力でうちの会社を助けてくれる螢印刷の妖精、螢ちゃんが現れた。
螢ちゃんはそういうと、マッサンが編集しているマニュアルのフォントを、最適化されたフォントに変換してくれた。しかも、文字化けしたファイルを警告してくれるとなれば、確認作業が一気に楽になる。
わが社では、人手不足を解消し、さらにマニュアル制作における工数削減のためのオリジナルツールの開発に力を入れています。今回はその一つとして、フォント変更の時間を短縮する「フォントチェンジャー」の紹介をしました。
フォントチェジャーは、フォルダ内にある全てのフォントを検出し、それぞれどのフォントに変更するか割り当てることができます。また、万一に文字化けした際の警告機能も備えています。フォントチェンジャーはマニュアルのページ数が増えれば増えるほど、その真価を発揮するのです!