ウェブマニュアルはモバイルファーストで
投稿日:2017年11月20日
カテゴリー:Web
投稿者:
S山
モバイルファーストという言葉、お聞きになったことはありますでしょうか。 ウェブサイトはデスクトップとモバイルとで当然見え方が違うので、どちらの見え方を優先してつくるかということには議論があります。 その際、モバイルを優先して制作するという考え、方向性のことをモバイルファーストと言います。
スマートフォンで閲覧するユーザーが多いサイトなら当然モバイルファーストで作るべきですが、主にPCで閲覧されていることが多いサイトであっても、実はモバイルファーストは有効です。
というのも、スマートフォンの狭い画面領域といった制約があることで、本当に必要なコンテンツを絞りこむことに繋がり、結果ユーザーにとって優しいサイトとなるからです。ただでさえ、現在のデスクトップは画面が大きく、そこに詰め込もうとするとアレもコレもとなって収拾がつかないことになりがちですから、モバイルファーストという考え方はコンテンツのフォーカスを定めていくのに役立つわけです。
冊子においても同じことが言えます。A4という紙面の制約があることで、何を削って何を盛り込むかという選択が発生します。作り手側はどうしても想いがあって、あれもこれも詰め込みたいとなりがちですが、本当にユーザーが求めているコンテンツは何なのかということを熟考して精査していくことは大事で、制約はその助けとなります。
ユーザーがスマートフォンを片手に操作することができる機器などの説明にはモバイル用の取説サイトが有用です。一度手元の取説をモバイルファーストで表現してみたらどうなるかと想像してみてはどうでしょうか。