製品メーカーだからこそ可能な信頼性の高い使用説明・取扱情報とは?
投稿日:2019年01月21日
カテゴリー:豆知識
投稿者:
S山
突然ですが、あなたはウェブの情報とそれ以外の例えば雑誌や新聞、書籍の情報であればどちらを信頼しますか?
おそらく多くの方がウェブ以外の情報源と答えるのではないでしょうか。
なぜ、ウェブ以外の情報の方が信頼性が高いと思うのでしょうか?
それはおそらくウェブでの情報発信のコストがあまりにも低いため、安易に情報を発信できてしまう、というインターネットの特性そのものに起因しています。
ウェブ以外の旧来の情報源の場合、発信コストが高いだけでなく、誤った情報を発信してしまった場合の回収コストというのも非常に高くつきます。
ウェブとウェブ以前の情報ではまったく、その成り立ちからなにから違っています。
ここ数年でしょうか、フェイクニュースというのが問題になっています。
これはそもそもインターネットでの情報発信があまりにも容易であるがゆえに出てきた負の側面です。
ところで、最近ではYouTubeなどで家電製品の使い方を紹介するような動画が人気があります。それらの動画すべてが信頼性が低いというわけではないですが、見ている側からするとどうしてもどこか安心しきれない部分もあります。
では、どんな情報源だったら安心できるでしょうか。製品に関していえば、それはメーカー発信の情報です。
製品を製造しているのだから当然といえば当然です。
なのになぜメーカー発信の情報よりもユーザー発信の情報を見てしまうのでしょうか。それは残念ながらメーカー発信の情報がわかりにくいと思われているからに他なりません。
信頼性をとればメーカー発信の情報を参照したいが、わかりやすさで言えばユーザー提供の情報の方がわかりやすいので、結局ユーザー発信の情報を参照してしまう。このようなジレンマがあるということです。
ユーザー発信の情報には誤りがあるということではないですが、意図せずとも間違った使い方を説明しているケースもあります。
メーカーとしては訂正したくとも情報が拡散されてしまっているとなかなか声が届かずもどかしい思いをすることも。
ユーザーは信頼性の高い情報が欲しいと思っているわけですから、メーカーにはそれに応えていく必要があります。
ユーザーにとってわかりやすい情報とはどんなものなのか。
根本のところから考えてどういった使用説明がベストなのか、私たちマニュアル制作側としても考えていかなければなりません。