タイプミスのよくある原因|打ち間違いを減らすには?
投稿日:2021年01月26日
カテゴリー:シリーズコラム
投稿者:
マッサン
タイプミスとは、
キーボード入力による文字の打ち間違えを指した和製英語で、ミスタイプとも言います。
「~をご確認くだしあ。よろしく尾根ギアします。」
上の文章がメールで送られてきたら、どう感じますか?
些細なミスと言えど、相手からの信用失ってしまいかねません。
ここでは、タイプミスの傾向を解説し、ミスを減らす方法をご紹介します。
1. よくあるタイプミスの傾向
タイプミスには、一定の傾向があります。
冒頭の例文でも触れた、よくある単語のタイプミスを見ていきましょう。
■尾根ギア
正しくは「お願い」
正)onegai
誤)onegia
i(右手)と、a(左手)のキーボードの入力順が逆転したことが原因です。
■くだしあ
正しくは「ください」
正)kudasai
誤)kudasia
i(右手)と、a(左手)のキーボードの入力順が逆転したことが原因です。
■ありがおつございます
正しくは「ありがとうございます」
正)arigatougozaimasu
誤)arigaotugozaimasu
o(右手)と、t(左手)のキーボードの入力順が逆転したことが原因です。
■ポインヨ
正しくは「ポイント」
正)pointo
誤)poinyo
tと打ち間違えて、y(tのとなりのキー)を入力したことが原因です。
■申し訳アリアン船
正しくは「申し訳ありません」
正)mousiwakearimasenn
誤)mousiwakeariansenn
m(右手)と、a(左手)のキーボードの入力順が逆転し、
かつ、mと間違えて、n(mのとなりのキー)を入力したことが原因です。
これらのタイプミスの原因を大別すると
・入力順序の打ち間違い
・入力キーの打ち間違い
以上の2つに分類することができます。
例として取り上げたこれらのタイプミスの多くは、インターネット上の掲示板やSNS、サイトにおいて、その文章の面白さからネットスラングとして使用されている事があります。
しかし、これらのキーボードの打ち間違いを上司や同僚、取引先に間違えて使用してしまった時、よほど気心の知れた人でない限りは、信用を落としてしまうことに繋がりかねません。
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2. タイプミスが起こる原因とは?
『入力順序の間違い』と『入力キーの間違い』。
先ほど、この2つをタイプミスの大きな要素として分類しましたが、
そもそもこの間違いが起こる理由はなんでしょうか?
・キーボードを打つ姿勢が悪い?
・ホームポジションができていない?
・今のキーボードが使いにくい?
・ブラインドタッチの練習不足?
他にも理由は色々あると思いますが、一番の理由は、
「入力を焦っている」
これに尽きます。
例えば、急ぎの文章を作成するのに、あわててキーボードを叩いたが、
ミスタイプを連発してしまい、結局は普通に打ったのと大差ない時間がかかってしまった……
そんな経験はありませんか?
「急がば回れ」という言葉があるように、落ち着いてタイピングをした方が、結果的に正確に早く文章を作成することができ、冒頭のようなミスも起こりにくくなります。
とはいえ、いくら落ち着いたタイピングを意識したとしても、
キーボードの誤入力や誤変換が無くなるわけではありません。
そこで、タイプミスのある文章を見逃さない方法をご紹介いたします。
3. タイプミスの流出を減らす方法とは?
タイプミスのある文章を見逃さない方法には、2つの方法があります。
それは、「人的な流出対策」と「機械的な流出対策」です。
それぞれの方法を見てみましょう。
■人的な流出対策|文章の校正
校正(こうせい)とは、誤っている表記を発見して、それを正す作業です。
文章を「読む」というより、文章の誤字脱字・英語のスペルミスなど、
文字や記号などの表記に誤りがないか、ひとつずつ検査する作業を指します。
とはいえ、メールなりドキュメントなりにマニュアル制作のような、
厳密な校正をする必要はありませんが、これらを送信する前に、
必ず最初から読み返して確認する時間を作る、ということです。
こうすることで、誤入力・誤変換があった場合でも、自身で違和感を見つけ出すことができます。
もちろん、可能な環境であれば、声に出して読むのも有効です。
校正の詳しいポイントやコツについては、下記の資料をご覧ください。
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■機械的な流出対策|文章作成ツールの導入
次に紹介するのは、文章作成ツールです。
前述の校正のみの場合、キーボードの誤入力・誤変換を100%見つけ出すことはできません。
なぜなら、校正のプロでもミスを見逃してしまう可能性は0ではないからです。
そこで、文章入力支援ツール『ATOK』や、
文章校正支援ツール『Just Right!』を使うことをおすすめします。
◆文章入力支援ツール「ATOK」
①辞書を作成・登録する
▼
②入力する
▼
③変換する
入力が誤っていても、自動的に正しい表記に変換してくれます。
◆文章校正支援ツール「Just Right!」
①辞書を作成・登録する
▼
②校正を実行する
誤表記のある箇所がマーキングされます。
▼
③指摘内容を確認する
マーキングされている箇所にカーソルを合わせると、誤表記の理由が表示されます。
とはいえ、ツールを導入しても、ソフトを上手く使いこなし、運用するのは大変な労力が必要となります。そこで弊社では、高い品質でドキュメント制作を行うための、サポートサービスを行っています。
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