JR梅田駅は間違い!固有名詞の誤りを未然に防ぐ効果的な方法とは?
投稿日:2021年11月08日
カテゴリー:シリーズコラム
投稿者:
マッサン
固有名詞の誤表記として、ネットでよく間違いを指摘されるのが、駅名の誤表記です。
例えばタイトルに挙げた「JR梅田駅」などが代表的なものでしょう。
特に大阪の梅田エリアは、JR、私鉄、地下鉄の各路線が入り乱れており、それぞれの駅名が似たり寄ったりと紛らわしいので、観光に訪れた人はもちろん、大阪に住んでいても利用頻度の低い人は、間違えてしまうことが多々あります。
そこで、本記事の前半では大阪・梅田エリアの正しい駅名をご紹介します。
また、後半ではこれらの駅名をはじめとした固有名詞の誤入力、誤表記を防ぐにはどうすればいいのか、効果的な解決方法をご紹介します。
1. 梅田エリアの駅名一覧
大阪・梅田エリアは、JR、阪急、阪神、地下鉄、と複数の路線が乗り入れる関西随一の乗り換えエリアです。
複数の駅をつないでいるのが、複雑で常に工事中、訪れるたびに変化する地下街。
これが来訪者の混乱に拍車をかけます。
目的の駅にたどり着けないどころか、自分が今どこにいるのかを見失うなどということも、良くある話です。
そのため、「梅田ダンジョン」などと呼ばれることもあるようです。
ビジネス的な観点でいえば、一般の方に場所や経路などをお知らせする際に、曖昧な表記や、誤った表記をしてしまうことで、読み手が容易に迷ってしまう、ということに注意が必要です。
そこで、梅田エリアの駅名を改めてご紹介します。
路線 | 駅名 |
JR線 | 大阪駅 |
JR線 | 北新地駅 |
阪急線 | 大阪梅田駅 |
阪神線 | 大阪梅田駅 |
地下鉄御堂筋線 | 梅田駅 |
地下鉄谷町線 | 東梅田駅 |
地下鉄四つ橋線 | 西梅田駅 |
出典:
・JR大阪駅 https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0610130
・JR北新地駅 https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0612303
・阪急 https://www.hankyu.co.jp/station/umeda.html
・阪神 https://rail.hanshin.co.jp/station/umeda.html
・地下鉄御堂筋線 https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/M/m16/
・地下鉄谷町線 https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/T/t20/
・地下鉄四つ橋線 https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/Y/y11/
ヨドバシカメラ マルチメディア梅田は、JR線の駅とつながっていますが、JR線は「梅田駅」ではなく、「大阪駅」です。
阪急線や阪神線は、かつては「梅田駅」でしたが、「大阪梅田駅」に改称されました。
地下鉄線は「梅田駅」「東梅田駅」「西梅田駅」に分かれており、乗り換える場合には、いったん改札口を出る必要があります。
JR北新地駅は、四つ橋線西梅田駅に近い場所にあります。
また、これらの駅を地上や地下、歩道橋などで繋がれており、さらにバスやタクシーのロータリーや周辺ビル群が複雑に絡み合っています。地図アプリで目的地までの道のりを検索したとしても複雑すぎて、思わず「なんじゃこりゃ?!」となることは明白です。
さすがに、ここまで煩雑になってくると「梅田ダンジョン」と呼ばれるのも納得ですね。
大阪の土地勘に明るくないSNS担当者が、「JR梅田駅」と最寄り駅の表記を間違えてしまうのも、仕方がないと言えば仕方がないのでしょう。
とはいえ、一企業として情報発信するのですから、こういった誤りは未然に防ぎたいところ。
次項では、固有名詞の誤表記をどうやって未然に防ぐのか、具体的に解説いたします。
2. 誤表記を防ぐ効果的な方法とは?
SNSなどでイベント開催場所の最寄り駅を告知する機会が増えています。
誤表記のまま記事を公開してしまうと、とたんに拡散。
誤表記は、商品やサービス、企業の信頼を損ねてしまいかねません。
誤表記対策として、「入力支援ツール」や「校正支援ツール」を利用するとよいでしょう。
入力支援ツール「ATOK」
「ATOK(エイトック)」はジャストシステム社が開発・販売を行っている、日本語入力支援ツールです。
独自のディープラーニング技術によりテキストを瞬時に解析し、内容に誤りがないかを精査し、自動で変換してくれます。
具体的な流れは、以下をご覧ください。
①辞書を作成・登録する
②入力する
③変換する
このように入力が誤っていても、自動的に正しい表記へと変換してくれます。
校正支援ツール「Just Right!」
続いて、「Just Right!(ジャストライト)」はATOK同様、ジャストシステム社が開発・販売を行っている、校正支援ツールです。
ドキュメント内の表記ゆれやミスタイプなどを、ワンクリックで洗い出します。
具体的な流れは、以下をご覧ください。
①辞書を作成・登録する
②校正を実行する
誤表記のある箇所がマーキングされます。
③指摘内容を確認し、修正する
マーキングされている箇所にカーソルを合わせると、誤表記の理由が表示されます。
さて、ドキュメントの間違いを精査する「入力支援ツール」と「校正支援ツール」の2つを簡単に紹介いたしましたが、もっと詳しく知りたいという方向けに、無料のダウンロード資料として内容をまとめました。
2分程度の簡単な入力でダウンロードできますので、ご興味のある方はお気軽にダウンロードしてみてください。
ちなみに、ATOK・JustRight!を運用するにあたって、最も重要なのがルールブック(辞書)の作成です。
このルールブックは、支援ツールの判断基準を明確化するものです。
しかし、ルールが曖昧であったり、一度作成した情報が更新されずに古いまま放置してしまうと、せっかく導入した支援ツールの効果が薄くなってしまいます。
そこで、弊社ではジャストシステム社の「JL-Certified Partner」として、入力・校正支援ツール用辞書作成サービスを展開しております。
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