禁止用語について                  

10/6に京都で開催されていたTCシンポジウムを見学してきました。
この日、受講したものは主に用語管理に関するセミナーで、用語集を扱う上で非常に有意義な内容だった。

用語集は、

　コンピューター　→　コンピュータ
　PC　→　パソコン
　パーソナルコンピュータ　→　パソコン

などのように特定の用語を、規程用語に置き換えるために主に使われるが、その際用語チェックを行うために絶対必要となるのが禁止用語である。
（すなわち置き換える前の用語や、指定用語以外を使った翻訳結果など）

用語集に掲載されているものであればチェックしやすいが、用語集に登録されていない場合は、思いもかけない用語ゆれを発生させる要因となる。
上記の例であれば、例えば「パーソナルコンピューター」という音引きのある文言が、用語集に登録されていないとすると用語検索ではひっかからず、用語ゆれが発生することになる。

特定の用語を別の言い方であらわす同義語を、思いつく限り禁止用語として用語集に登録するのはかなりの労力を要するが、校正ツールなどで容易にひっかけられるようになることを思えば必要不可欠な作業だと再認識しました。