製造業だけじゃない!マニュアル制作における三現主義とは?
投稿日:2017年04月04日
カテゴリー:ライティング
投稿者:
Tommy
「三現主義」という言葉をご存じでしょうか?
なんらかの問題が発生したときは、机上の空論ではなく、
実際に現場へ赴き、現物を確認したうえで、現実を認識するという、
「現場・現物・現実」の3つの「現」を重視する解決方法のひとつです。
この三現主義は、マニュアル制作においても有効です。
私たちが、日々制作に携わっている取扱説明書や据付説明書は、
その製品を使用するユーザーが正しく・安全に・安心して取り扱うための「部品」のひとつです。
そのため、記載されている情報やイラストに、間違いがあってはなりません。
そこで重要なのは、きちんと現物を突き合わせて、
製品とトリセツの記載内容に間違いがないかを確認するということです。
この「現物と突き合わせて確認する」という工程を省いてしまうと、
後々、とんでもないクレームへと発展しかねません。
そういった観点から、長年マニュアル制作に携わっている私たちは
なによりも「三現主義」を重要視しています。
例えば、新規のお客様からお問い合わせ頂いた場合でも、
取材として現地に赴き、担当の方から製品の詳細を聞き、
実際に現物に触れさせて頂いたり、何十枚も写真に収めたりします。
可能であれば、現物を持ち帰りもします。
お客様によっては、製造現場の一スペースをお借りして、
出向・常駐し設計担当者様と直接やり取りさせて頂く事もあります。
先方からしてみれば、少々煩わしいと思われるかもしれません。
ですが、実際にトリセツを使用するエンドユーザーに、
高品質なマニュアルを届けるためには、これらは必要不可欠なことだと思っています。