マニュアルは見出しが大事! 見出しを作る3つのポイント!!
投稿日:2021年06月25日
カテゴリー:ライティング
投稿者:
mare
突然ですが、マニュアルの「見出し」と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
マニュアルにはさまざまな種類の「見出し」が使われています。
例)大見出し、中見出し、小見出しなど
今回は、マニュアルには必須の要素である「見出し」の重要性と
直感的に内容がわかる見出しを作るためのポイントをご紹介します。
見出しの重要性
そもそも、見出しは何のためにあるのでしょうか?
一番の目的は、検索性を上げることです。
知りたい情報を検索するときは、見出しを手がかりにして探します。
マニュアルを1ページ目から順に読んで、じっくり探そうとする方は少ないですよね。
目次から探す場合には、
まず、目次の項目名から該当ページを開き、
次にページ内の中見出しや小見出しを手がかりにして、目的の情報を探し当てます。
パラパラとめくりながら探す場合は、
ページ端のツメや大見出し、中見出し、小見出しを手がかりにします。
このように、マニュアルから必要な情報を拾い上げるためには、
見出しはなくてはならない存在なのです。
といっても、見出しのないマニュアルなど、世の中には存在しません。
(しないはずです…)
しかし、見出しがあれば何でもよい、というものではありません。
見出しの付け方によっては、検索性の低いマニュアルになってしまうこともあるのです。
たとえば、開発者目線で機能をそのまま見出しにしてしまったり、
内容を事細かに説明するような見出しになってしまったり…
ユーザー視点を考慮せず作ってしまうと、
せっかくの見出しがうまく機能しなくなってしまいます。
見出しは、ユーザーが検索しやすいように、
つまり、一目で直感的に内容がわかるように作らなければなりません。
見出しを作る3つのポイント
ポイント1
ユーザー視点で書く
その情報が必要なユーザーの目的や状況を常に想像して作りましょう。
×「温度調節ボタンについて」「温度調節機能のご紹介」
〇「温度を調節したいとき」
ポイント2
要点を過不足なく盛り込む
抽象的すぎて何が書かれているのかわからない見出しや
詳細に書きすぎて理解に時間がかかるような見出しは避けましょう。
×「電源ランプについて」「エラー発生時の電源ランプの動作について」
〇「ランプ(赤)が点滅するとき」
ポイント3
13文字以内を目指す
人が瞬時に把握できる文字の量は、平均的に13文字程度だと言われています。
(これにはもちろん個人差があります)
瞬時に把握できなければ、検索にも時間がかかります。
まずは13文字以内で表現できないか、何度も推敲して、
できるだけ簡潔に作るようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回触れた3つのポイントを押さえた見出しを使って、
知りたい情報がすぐに見つかるマニュアルを作りましょう。