わかりやすいテクニカルイラストを制作するコツ
投稿日:2022年07月25日
カテゴリー:イラスト
投稿者:
J(ジェイ)
こんにちは。
地下鉄の駅から階段で地上に出ると、
初めての場所ではほぼ間違いなく方向がわからなくなるJ(ジェイ)です。
手元のスマホではGoogleマップが開かれ、
しっかりと自分の位置が表示されてはいるのですが、
いかんせん全体像がイメージできていないので、
まずは近隣の目立った建物と自分の位置関係を把握することから始めるのが常です。
テクニカルイラストは地図の理解と似通っているところがあり、
まずは該当のパーツが全体のどこにあるのかを把握することから始まります。
本記事では、パッと見てわかりやすいテクニカルイラストを作成するコツをお伝えします。
コツその① 全体像をつかみやすいイラストにする
ときに、説明したい一部分にあまりにも注目しているがゆえに、
いったいそれが製品のどこにあるパーツで、
どの方向から説明しているのかがわからないイラストに出会います。
限られた紙面において、
なるべく大きく見やすいイラストを使って説明をしたい気持ちはわかるのですが、
まずは、その製品を知らない人でも、該当のパーツがどこにあるのかを一目でわかるようにするのが重要です。
わかりにくいイラストの例:
わかりやすいイラストの例:
コツその② イラストの向きを揃える
一連の手順では、なるべく同方向から見たイラストを使用することも重要です。
求められる操作によっては、異なる方向からのイラストにする方が有効なこともありますが、その際には、ユーザーがどの向きから描かれたイラストとなっているのかがすぐに理解できるようにする必要があります。
前提が共有できていない説明は、ストレスを生んでしまうからです。
イラスト用の写真(動画)を撮影する際に気を付けたいこと
上記のことを考えていくと、
テクニカルイラストを制作するには、それなりの計画と準備が必要となります。
写真や動画を撮る場合、どの方向から、どの角度で、
何のパーツをどれだけの手順に分けて準備するかを考えます。
三脚や撮影位置のマーキングも必須です。
さらに、撮影を効率的に行うためには、説明順に撮影をするのではなく、
同一角度で撮影すべきカットをまとめて撮影することも有効です。
「わかりやすい」イラストの基本ルールを押さえたうえで、
効率化を図るための作業手順も定めていくことが、イラストをうまく生み出すコツと言えそうです。
ちなみに、当サイト『マニュアル制作のトリセツ』では、
テクニカルイラストを作るための撮影方法をまとめたダウンロード資料を、
無料で公開しています。
かんたんな入力ですぐに資料を読むことができますので、
ぜひ、参考にしてみてください。
関連資料:『テクニカルイラストのための写真撮影〜7つの鉄則〜』へのリンクはこちら!