マニュアルの作り方
投稿日:2018年02月26日
カテゴリー:ライティング
投稿者:
ふくちゃん
マニュアルやトリセツの制作ワークフローをご存知ですか?
安全に正しい使用説明のためには、制作のプロセス管理が重要です。今回は、マニュアル・トリセツなどに記載する使用情報を正しく伝えるための制作工程「マニュアルの作り方」を紹介します。
1. 完全に新規のマニュアル・トリセツを作る場合
マニュアル・トリセツの作り方にはいくつかのパターンがあります。
一番シンプルなのは、全くのニューモデルで類似モデルが無い場合。
一般的には、企画フェーズ→設計フェーズ→制作フェーズ→納品フェーズの工程で進めていきます。
こんなときはリスクアセスメントを行い、マニュアル設計(構成)も新たに構築し、テキストもゼロから作り出します。
当然作業ボリュームは大きくなりますが、その分、制作日程もしっかり取れることが多く、縛られるものも少ないので、ある意味作りやすいとも言えます。
2. 既存のマニュアル・トリセツを流用・改訂する場合
別のパターンとして(このパターンが非常に多いと思います)は、ニューモデルとしてリリースするがその大部分は現行機と共通で、いくつかの新機能が追加されたりする場合。
これが曲者なのです。
設計者の発想としては、機能が追加されただけでほとんど変わらないよ、という思いがあります。
マニュアルも既存のものにちょっと手を入れるだけで大丈夫でしょ、と思い込んでしまうのです。
ですが、「この機能の説明だけ付け加える」だけではいけないのです。
機能が増えるということは、新たなリスクが生まれます。
操作説明もちょっとした機能の違いで、まったく異なるアプローチをする必要があるかもしれません。
きちんとリスクアセスメントを行い、マニュアル設計を見直すことを躊躇してはいけません。
その結果として、「既存のマニュアルの若干の手直し」だけで済むとしても、本来やるべきプロセスを省略しても良い、というわけではありません。
弊社では、専門のテクニカルライターが、テクニカルライティング手法を駆使して、日々、高品質のマニュアル・トリセツ制作に取り組んでいます。また、貴社のマニュアル・トリセツ作りをお手伝いするマニュアル制作支援コンサルティングも実施しています。