他社マニュアル比較のすすめ
投稿日:2021年02月22日
カテゴリー:レビュー
投稿者:
ふくちゃん
昨今は便利な世の中になり、ほとんどの製品のマニュアルをWebで閲覧することができます。
その製品を購入していなくても、です。
この状況、マニュアル制作に役立てないなんてもったいない!
ということで、マニュアル制作時に同業他社様のマニュアルを複数比較してみることをおすすめします。(もちろん盗用になるような行為は厳禁ですよ)
私も定期的に複数のマニュアルを比較・レビューして、自社のマニュアル作成に役立てています。
既に実践されている方も多いでしょうが、改めて他社比較のメリットを見てみましょう。
1.自社マニュアルのレベルがわかる
2.自分の引出しには無い表現方法に気がつく
3.イラストの使いかた、良し悪しに気がつく
4.業界のマニュアルの動向に気がつく
5.レビュー力が身につく
まとめ
1.自社マニュアルのレベルがわかる
これはシンプルに、他社のマニュアルのほうがわかりやすい!という発見です。
複数比較すると、より顕著になると思います。
文章の書き方、説明の仕方などはもちろんのこと、レイアウトやイラストのわかりやすさなども参考になります。
私が携わっている業界にも、「ここのマニュアルはわかりやすいなあ」と(勝手に)ライバル視している会社があります。
負けないように、日々精進です。
2.自分の引出しには無い表現方法に気がつく
ライティングしていて、どうしても説明の仕方に行き詰まったとき、他社のマニュアルを見ると、目から鱗が落ちることがあります。
そういう説明の仕方があったか! こんなイラスト表現があったか! などなど。
一人でライティングしていると、どうしても考えや発想が凝り固まってしまうことがあります。
そんなとき、別の人が書いたものを読むことで、ブレイクスルーできることもありますよね。
3.イラストの使いかた、良し悪しに気がつく
これは会社によってイラストのタッチやルールが決まっていると思うので、他社の良いところを取り入れるのがなかなか難しいかもしれません。
それでも、見せ方やアミのかけ方など、勉強になることも多いです。
4.業界のマニュアルの動向に気がつく
品質改善のため、既存のマニュアルに改正がかかることがあります(例えば、据付説明書に安全に関する文言を追加する、など)。
そこで改めて他社比較してみたところ、他社は既に対応済みだった…というようなことがよくあります。
他社比較を定期的に行うことで、業界のマニュアルの動向にいち早く気がつくことができ、自社のマニュアルに足りないものが見えてきます。
5.レビュー力が身につく
他社比較の最終目的は、つまるところ自身のレビュー力の向上です。
他社マニュアル比較を継続していくことで、自然とマニュアルレビューの力が身についてくると思います。
他社マニュアルの良し悪しがわかるようになれば、翻って自身が制作したマニュアルの良し悪しも客観的に判断できるようになります。自分の制作物を客観的に見る力は、マニュアル制作に大いに役立ちます。
まとめ
いかがでしたか?
マニュアルを制作していて行き詰まったときやブラッシュアップしたいと思ったときは、一度立ち止まって、他社のマニュアルと比較してみてはいかがでしょうか。
他社比較で目を養い、ユーザーにとってより『良い』マニュアルをお届けしていきたいですね。