取扱説明書の文章
投稿日:2018年08月27日
カテゴリー:ライティング
投稿者:
やまちゃん
取扱説明書の文章には、望ましい文章ルールが存在します。
ルールを守って書かれた文章は、商品の特性や注意をユーザーに誤解なく伝える事ができます。
取扱説明書を含む使用説明についての国際規格にも、文章の表記の仕方についていくつか記載があります。
テクニカルライティングの基礎とも言えますので、いくつか抜粋してご紹介いたします。
1.シンプルかつ簡潔な文章
可能な限りシンプルで簡潔な文章にし、用語や単位も統一されていることが望ましいと記載されています。
当たり前のことですが、機能説明などでは、詳細に説明しようとして長文になることがありますので、意識的に短くすることが重要です。
2.1つの文に1つの指示
1つの文に複数の指示を記載すると混乱を招きます。また、文章が長くなる原因にもなります。
3.シンプルな言葉づかいに関する規則
・文は受動態ではなく能動態で書く
製品を使用するユーザーの目線で記載するので、「スイッチが押される」ではなく「スイッチを押す」
・二重否定をしない
「赤いスイッチ以外は押さない」ではなく「赤いスイッチだけを押す」と書く方がシンプル。
などなど、貴社の取扱説明書の文章がしっくりこないようであれば、ぜひご相談ください。